「自己PRと志望動機、何が違うの?」
履歴書やエントリーシートを書いていると、この疑問にぶつかることはありませんか?
実は、自己PRと志望動機はそれぞれ役割がまったく異なるものです。自己PRは「あなたの強みをアピールする」ためのもの。一方で、志望動機は「なぜこの企業に入りたいのかを伝える」ためのものです。
ここを曖昧にしてしまうと、「結局、何が言いたいのか分からない」と思われてしまい、せっかくのあなたの魅力が採用担当者に伝わりません。採用の合否を分ける重要なポイントだからこそ、正しく理解して書くことが大切です。
こんなミスをしていませんか?
- 自己PRで「この会社に興味があります」と書いてしまう
- 志望動機で「私の強みは◯◯です」とアピールしてしまう
- どちらも似たような内容になってしまい、違いが分からなくなっている
もし、このどれかに当てはまるなら、今日の記事が役立ちます。
この記事では、自己PRと志望動機の違いを明確にし、採用担当者に刺さる文章の書き方を具体的に解説します。最後には、すぐに使えるテンプレートも紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
- 1. 自己PRと志望動機の違いとは?
- 1.1. 自己PRとは? → 「あなたの強みをアピールする」
- 1.2. 志望動機とは? → 「なぜこの企業を選んだのかを伝える」
- 1.3. よくある間違い:「自己PRと志望動機が混ざっている」
- 1.4. まとめ:自己PRと志望動機の違い
- 2. 【自己PR】採用担当者に響く書き方のコツ
- 2.1. 自己PRの基本構成:この流れで書けばOK!
- 2.2. 例文1:コミュニケーション能力を強みとする場合
- 2.3. 例文2:問題解決能力を強みとする場合
- 2.4. 採用担当者が「良い自己PRだ」と思うポイント
- 2.5. 自己PRを強化する3つのポイント
- 3. 【志望動機】企業に刺さる文章の書き方
- 3.1. 志望動機の基本構成:この流れで書けばOK!
- 3.2. 例文1:営業職の志望動機
- 3.3. 例文2:事務職の志望動機
- 3.4. 採用担当者が「良い志望動機だ」と思うポイント
- 3.5. 志望動機を強化する3つのポイント
- 4. 【実践】自己PRと志望動機の書き分け方(テンプレート付き)
- 4.1. 書き分けるための基本ルール
- 4.2. 例文を使った書き分けのポイント
- 4.3. 5分で書ける!自己PR & 志望動機テンプレート
- 5. 【NG例】よくある間違いとその改善ポイント
- 5.1. こんな書き方はNG!自己PR編
- 5.2. こんな書き方はNG!志望動機編
- 5.3. NGを防ぐ!自己PR・志望動機チェックリスト
- 6. まとめ:自己PRと志望動機を正しく書けば内定に近づく!
- 6.1. 文章を磨くための最終チェックリスト
- 6.2. 実践あるのみ!まずは書いてみよう
- 7. 最新の求人情報をチェック!
自己PRと志望動機の違いとは?

自己PRと志望動機は、どちらもあなたをアピールするために重要な要素ですが、それぞれの目的が異なります。まずは、この2つの違いをしっかり理解しておきましょう。
自己PRとは? → 「あなたの強みをアピールする」
自己PRは、あなたが持っている スキルや経験、強みを企業にどう活かせるのか を伝えるためのものです。
自己PRのポイント
あなたの強み(例:問題解決力、リーダーシップ、コミュニケーション能力)
その強みを発揮した具体的なエピソード
その強みを入社後にどう活かせるか
例:コミュニケーション能力をアピールする場合
「私は前職で異なる部署の調整役を担当し、関係者間の意見をまとめることでプロジェクトの進行率を20%向上させました。貴社でもこの経験を活かし、チーム間のスムーズな連携に貢献したいと考えています。」
このように、「強み」→「実績」→「企業での貢献」の流れで書くのがポイントです。
志望動機とは? → 「なぜこの企業を選んだのかを伝える」
一方、志望動機は「あなたがこの企業を選んだ理由」を伝えるものです。
志望動機のポイント
なぜこの業界・職種を選んだのか?
なぜ数ある企業の中でこの会社を志望するのか?
入社後にどう活躍したいのか?
例:営業職の志望動機
「私は、お客様の課題を解決する営業の仕事にやりがいを感じています。前職では、顧客の課題をヒアリングし、カスタマイズした提案を行うことで売上向上に貢献しました。特に、新規顧客開拓では、3ヶ月で新規契約数を前年比150%増加させることができました。貴社の『提案型営業』のスタイルに共感し、自分の経験を活かしてより多くの顧客に価値を提供したいと考えています。」
このように、志望動機では「企業への共感」+「過去の経験」+「入社後のビジョン」を意識して書くことが大切です。
よくある間違い:「自己PRと志望動機が混ざっている」
自己PRと志望動機を混同してしまうと、採用担当者に「何を伝えたいのか分からない」と思われてしまいます。
例えば、自己PRに企業への志望理由を書いてしまうと、アピールが弱くなってしまいます。逆に、志望動機で自分の強みばかりを語ってしまうと、他の企業でも使い回せるような内容になってしまい、「この人は本当にうちの会社を志望しているのか?」と思われてしまいます。
まとめ:自己PRと志望動機の違い
自己PR | 志望動機 | |
---|---|---|
目的 | あなたの強みやスキルを伝える | 企業を志望する理由を伝える |
書き方のポイント | ① 強みを明確にする ② 具体的なエピソードを入れる ③ 企業でどう活かせるか伝える | ① 企業に共感した理由 ② 自分の経験と企業の特徴を結びつける ③ 入社後のビジョンを語る |
NG例 | 「御社の理念に共感したので、私の強みは○○です。」(志望動機になっている) | 「私の強みは○○です。過去にこんな経験があります。」(自己PRになっている) |
【自己PR】採用担当者に響く書き方のコツ
自己PRは、あなたの強みを採用担当者にアピールする大切な項目です。
しかし、「どんな内容を書けばいいのか分からない」「強みをどう伝えればいいのか悩む」という人も多いのではないでしょうか?
ここでは、採用担当者の心に響く自己PRの書き方を、具体的なステップと例文付きで解説します。
自己PRの基本構成:この流れで書けばOK!
自己PRは、以下の4つのステップで構成すると、説得力のある内容になります。
- あなたの強みを明確にする
- その強みを発揮した具体的なエピソードを書く
- どんな成果を出したのかを示す(できれば数値を入れる)
- 入社後にどう活かせるかを伝える
例文1:コミュニケーション能力を強みとする場合
悪い例(抽象的で伝わらないパターン)
「私の強みはコミュニケーション能力です。どんな人ともすぐに仲良くなれます。」
なぜダメなのか?
- 「仲良くなれる」では仕事にどう活かせるのかが伝わらない
- 具体的なエピソードがなく、信ぴょう性が低い
良い例(エピソード+成果を入れる)
「私の強みは、異なる立場の人とも円滑にコミュニケーションを取り、調整役としての役割を果たせることです。
前職では、営業部と開発部の間で意見が対立することが多く、業務の進行が滞る場面がありました。そこで私は、双方の意見を整理し、互いの目標を理解できるようにファシリテーションを行いました。その結果、プロジェクトの進行率が20%向上し、納期の遅延が大幅に減少しました。
貴社においても、社内外の関係者と円滑な調整を行い、業務効率を高めることに貢献したいと考えています。」
なぜ良いのか?
- 強みが明確:「調整役としてのコミュニケーション能力」
- 具体的なエピソード:「営業部と開発部の対立を解決」
- 成果が数値で示されている:「プロジェクト進行率20%向上」
- 入社後の貢献が明確:「社内外の調整役として活躍できる」
例文2:問題解決能力を強みとする場合
悪い例(抽象的で伝わらないパターン)
「私は、どんな問題にも前向きに取り組むことができます。」
なぜダメなのか?
- 「前向きに取り組む」だけでは、どんな能力なのかが伝わらない
- 具体的なエピソードがなく、説得力に欠ける
良い例(エピソード+成果を入れる)
「私の強みは、課題を冷静に分析し、最適な解決策を導き出す力です。
前職では、在庫管理の手作業が多く、業務効率が低下しているという課題がありました。私は現場のヒアリングを行い、作業プロセスの見直しとデータベースを活用した管理システムの導入を提案しました。その結果、在庫管理にかかる時間が30%削減され、人的ミスも大幅に減少しました。
貴社においても、業務の課題を分析し、より効率的なプロセス改善を進めることで、業務全体の生産性向上に貢献したいと考えています。」
なぜ良いのか?
- 強みが明確:「課題を分析し、最適な解決策を見出す力」
- 具体的なエピソード:「在庫管理の業務効率化の取り組み」
- 成果が数値で示されている:「業務時間30%削減、人的ミス減少」
- 入社後の貢献が明確:「業務改善を通じて生産性向上に貢献」
このように、「強み」→「実績」→「企業での貢献」の流れで書くと、採用担当者に伝わりやすい自己PRになります。
採用担当者が「良い自己PRだ」と思うポイント
エピソードが具体的か? → 「どんな状況で」「どんな行動をしたのか」を明確に
成果を数値で示せているか? → 「〇〇%向上」「△△時間削減」など、客観的な評価を入れる
企業にどう貢献できるのかが明確か? → 「この経験を活かして貴社では○○に取り組みたい」
自己PRを強化する3つのポイント
1. 「頑張りました」ではなく「何をして、どんな成果を出したか」を書く
→ NG:「一生懸命、売上向上に貢献しました。」
→ OK:「新規顧客開拓の施策を実施し、売上を15%向上させました。」
2. 企業の求める人物像に合わせる
→ 例えば「リーダーシップが求められる企業なら、マネジメント経験を強調」「データ分析を重視する企業なら、分析スキルをPR」
3. 「過去の経験」+「未来の貢献」をセットで伝える
→ 「過去に○○の経験がある」→「その経験を貴社で△△に活かしたい」
【志望動機】企業に刺さる文章の書き方

自己PRが「あなたの強み」を伝えるものなら、志望動機は「なぜこの企業を選んだのか?」を伝えるものです。
「業界や仕事内容に興味がある」だけでは不十分で、採用担当者は「数ある企業の中で、なぜうちを選んだのか?」を知りたいと考えています。
ここでは、採用担当者の心に響く志望動機の書き方を、具体的なポイントと例文を交えて解説します。
志望動機の基本構成:この流れで書けばOK!
- この業界・職種を志望する理由(なぜこの仕事に興味を持ったのか?)
- なぜこの企業を選んだのか?(企業の強みや理念、事業内容への共感)
- 自分の経験・スキルがどう活かせるか?(過去の経験と企業の特性を結びつける)
- 入社後にどう貢献したいか?(具体的なキャリアプランを示す)
例文1:営業職の志望動機
悪い例(ありきたりな内容)
「私は営業の仕事に興味があります。貴社は業界でのシェアが高く、安定していると聞いたので志望しました。」
なぜダメなのか?
- 「営業に興味がある」だけでは他の企業でも当てはまる
- 「シェアが高い」「安定している」は志望動機として弱い(どこでも言える)
良い例(企業の特徴+自分の経験を絡める)
「私は、顧客の課題を解決する営業の仕事にやりがいを感じています。前職では、法人営業として顧客の課題をヒアリングし、最適な提案を行うことで売上向上に貢献しました。特に、新規開拓では、3ヶ月で新規顧客数を前年比150%増加させることができました。
貴社は『顧客の課題を解決する提案型営業』に力を入れており、そのスタイルに強く共感しました。私の営業経験と提案力を活かし、貴社のサービスをより多くの顧客に届けるお手伝いをしたいと考えています。」
なぜ良いのか?
- 業界への興味が明確:「顧客の課題を解決する営業にやりがいを感じている」
- 企業の特徴とリンクしている:「提案型営業のスタイルに共感」
- 過去の経験が活かせることを示している:「新規開拓で成果を出した経験がある」
- 入社後のビジョンがある:「貴社のサービスをより多くの顧客に届ける」
例文2:事務職の志望動機
悪い例(抽象的な内容)
「私は細かい作業が得意なので、事務職を希望しています。貴社の業務内容に興味があり、長く働けそうだと思ったので志望しました。」
なぜダメなのか?
- 「細かい作業が得意」だけでは説得力がない
- 「長く働けそう」では他の企業との差別化ができない
「私は、業務の効率化を意識しながら正確に作業を進めることを得意としています。前職では、Excelを活用したデータ管理を担当し、手作業が多かった在庫管理業務をシステム化することで作業時間を30%削減しました。
貴社は、事務業務のDX(デジタル化)を推進している点に魅力を感じています。私の業務改善の経験を活かし、貴社の事務業務の効率化に貢献したいと考えています。」
なぜ良いのか?
- 企業の特徴と自分の経験をつなげている:「DXを推進する企業」×「業務効率化の経験」
- 過去の成果を数値で示している:「作業時間を30%削減」
- 入社後の貢献が明確:「貴社の事務業務の効率化に貢献したい」
採用担当者が「良い志望動機だ」と思うポイント
企業に対する理解が深いか? → 「なぜこの企業を選んだのか?」を具体的に説明
他の企業でも使える文章になっていないか? → 企業独自の特徴とリンクさせる
「あなたに入社してほしい」と思わせる内容か? → 企業で活かせる経験・スキルを明確にする
志望動機を強化する3つのポイント
1. 企業の理念や事業内容に共感した理由を書く
→ ただ「興味があります」ではなく、「なぜ魅力を感じたのか?」を説明する
2. 他の企業ではなく、この会社を選んだ理由を明確にする
→ 「業界の中でも貴社の○○に特に魅力を感じた」と具体的に書く
3. 過去の経験と結びつけて、入社後のビジョンを語る
→ 「自分のスキルを活かして、貴社で△△に貢献したい」と未来の話を入れる
【実践】自己PRと志望動機の書き分け方(テンプレート付き)
自己PRと志望動機、それぞれのポイントが分かっても、実際に書こうとすると「結局、似たような内容になってしまう…」と悩むことはありませんか?
ここでは、自己PRと志望動機を明確に区別し、効果的に書き分ける方法を解説します。さらに、すぐに使えるテンプレートも紹介するので、書類作成に役立ててください!
書き分けるための基本ルール
自己PR | 志望動機 | |
---|---|---|
目的 | あなたの強み・スキルを伝える | なぜこの企業を選んだのかを伝える |
内容 | 得意なこと(スキル・経験) 成果・実績(エピソード) 企業でどう活かせるか | 企業に共感した理由 過去の経験と企業の強みを結びつける 入社後のビジョン |
NG例 | 「御社の理念に共感し、私の強みは〇〇です。」(志望動機になっている) | 「私の強みは〇〇です。過去にこんな経験があります。」(自己PRになっている) |
自己PRでは 「私はこんな人です!」 とあなたの強みをアピールし、
志望動機では 「だからこそ、貴社で働きたい!」 という流れにするのがポイントです。
例文を使った書き分けのポイント
例1:問題解決能力をアピールする場合
【自己PR】問題解決能力をアピール
「私の強みは、業務の課題を発見し、改善策を考え実行する力です。
前職では、マニュアル化されていなかった業務プロセスを分析し、フローチャートを作成することで業務効率を20%向上させました。
この経験を活かし、貴社でも業務の最適化を進め、より生産性の高い環境作りに貢献したいと考えています。」
【志望動機】企業の特徴と結びつける
「貴社が業務のデジタル化を推進し、より効率的な働き方を目指している点に強く共感し、志望しました。
私は前職で業務改善に取り組み、業務効率を20%向上させた経験があります。貴社でもこの経験を活かし、より良い業務フローの構築に貢献したいと考えています。」
自己PRと志望動機の違いは?
- 自己PR:自分のスキルと実績をアピール
- 志望動機:企業の特徴と自分の経験を結びつけ、「だから志望した」と伝える
例2:営業職での経験をアピールする場合
【自己PR】営業力・顧客対応力をアピール
「私は、顧客の課題を的確に捉え、最適な提案を行う営業力に自信があります。
前職では、新規顧客の開拓を担当し、半年で売上を20%増加させました。特に、顧客との信頼関係を築くことを意識し、リピート率の向上にも貢献しました。
貴社の営業職においても、顧客との関係構築を重視し、業績向上に貢献したいと考えています。」
【志望動機】企業の営業方針と結びつける
「貴社の提案型営業に強い関心を持ち、志望いたしました。
私は、単なる商品販売ではなく、顧客の課題を解決する営業に挑戦したいと考えています。貴社の営業手法を学びながら、自分自身のスキルをさらに高め、企業の成長に貢献したいと考えております。」
自己PRと志望動機の 違いは?
- 自己PR:営業としての強みや成果をアピール
- 志望動機:企業の営業方針に共感し、入社後の貢献を伝える
5分で書ける!自己PR & 志望動機テンプレート
自己PRテンプレート
「私の強みは (あなたの強み) です。
前職では (具体的なエピソード) を経験し、(成果) を達成しました。
この経験を活かし、貴社では (どのように貢献できるか) を実現したいと考えています。」
志望動機テンプレート
「私が貴社を志望する理由は (企業の特徴や理念) に強く共感したためです。
私は (過去の経験やスキル) を活かし、貴社の (どの分野で貢献したいか) に携わりたいと考えています。」
テンプレートを活用して、すぐに文章を作成してみましょう!
【NG例】よくある間違いとその改善ポイント
自己PRと志望動機を頑張って書いても、内容が不適切だと評価が下がる可能性があります。
「せっかく作ったのに、伝わりにくい」「どこが悪いのかわからない」という場合、よくある間違いをチェックして修正することが大切です。
ここでは、よくあるNG例と、その改善ポイントを具体的に解説します。
こんな書き方はNG!自己PR編
NG例1:自己紹介になっている
NG例
「私は、学生時代にアルバイトで接客を経験し、お客様と接することが好きになりました。」
なぜダメなのか?
- 「接客を経験した」だけでは強みやスキルが伝わらない
- 「どんな工夫をしたのか?」が書かれていない
改善例(強み+具体的なエピソードを入れる)
「私は、お客様のニーズを的確に把握し、満足度を高める接客を意識しています。
アルバイト先では、リピーターを増やすために、お客様の好みを記録し、提案型の接客を行いました。その結果、指名率が50%向上し、売上にも貢献しました。
この経験を活かし、貴社のサービス向上に貢献したいと考えています。」
ポイント:「強み」+「具体的な成果」をセットで伝える
NG例2:抽象的で伝わらない
NG例
「私は、責任感があります。何事にも最後までしっかり取り組みます。」
なぜダメなのか?
- 「責任感がある」は抽象的すぎる
- 具体的なエピソードがないため、説得力がない
改善例(エピソード+数値を加える)
「私は、責任感を持って業務を最後までやり遂げる力があります。
前職では、プロジェクトの進行管理を担当し、メンバーがスケジュール通りに動けるよう調整を行いました。その結果、納期遅延を80%削減することができました。」
ポイント:「どんな状況で、どんな行動をして、どんな結果を出したのか?」を明確にする。
こんな書き方はNG!志望動機編
NG例1:「どこでも使える志望動機」になっている
NG例
「私は御社の理念に共感し、社会に貢献したいと考えて志望しました。」
なぜダメなのか?
- 「理念に共感」だけではどの企業にも当てはまる
- 企業独自の特徴が書かれていない
改善例(企業の特徴+経験を結びつける)
「貴社が掲げる『顧客第一のサービス』という理念に強く共感しました。
前職では、顧客の声を反映し、オーダーメイド型の提案を行う営業を経験しました。貴社の提案型営業にも同じ姿勢を感じ、自分の経験を活かせると考えています。」
ポイント:「なぜこの企業なのか?」を具体的に説明する。
NG例2:自分のメリットばかり書いている
NG例
「私は、成長できる環境で働きたいと考え、貴社を志望しました。」
なぜダメなのか?
- 「成長したい」だけでは、企業にどんなメリットがあるのか分からない
- 企業側は「成長するだけでなく、何を提供できるのか?」を知りたい
改善例(企業への貢献を明確にする)
「貴社の〇〇事業に関心があり、今後の成長戦略に貢献したいと考えています。
前職では、〇〇のスキルを活かして売上向上に貢献しました。貴社でもこの経験を活かし、〇〇分野で新たな価値を生み出したいと考えています。」
ポイント:「企業の成長にどう貢献できるか?」を示す。
NGを防ぐ!自己PR・志望動機チェックリスト
【自己PR】
「私は◯◯が得意です」と書くだけで終わっていないか?
具体的なエピソードや成果を入れているか?
数値やデータを使って説得力を高めているか?
企業でどう活かせるのか明確に伝えているか?
【志望動機】
「御社の理念に共感」だけで終わっていないか?
企業の強みや事業内容と結びつけているか?
他の企業でも使い回せる内容になっていないか?
自分の経験やスキルが活かせることを伝えているか?
チェックリストを使って、完成した文章を見直してみましょう!
まとめ:自己PRと志望動機を正しく書けば内定に近づく!
ここまで、自己PRと志望動機の違い・効果的な書き方・よくある間違いと改善方法について解説してきました。
最後に、文章をさらにブラッシュアップするための 最終チェックリスト を紹介します。
これを使えば、採用担当者に伝わりやすい応募書類が完成 します!
文章を磨くための最終チェックリスト
【自己PR編】
強みが明確になっているか?(何をアピールしたいのか、一文で説明できる?)
具体的なエピソードが入っているか?(「いつ・どこで・何をしたか」が分かる?)
成果を数値で示せているか?(例:「売上を20%向上」「業務効率30%改善」など)
企業でどう活かせるのかが書かれているか?(「貴社では〇〇を活かして〜」と明確に)
【志望動機編】
「なぜこの企業なのか?」が明確になっているか?(他社でも使える文章になっていない?)
企業の特徴や強みと結びつけているか?(例:「貴社の〇〇に共感し…」)
過去の経験・スキルとリンクさせているか?(例:「私は前職で〇〇の経験があり…」)
入社後のビジョンが明確か?(「貴社で〇〇に貢献したい」と未来の話が書かれている?)
【全体の仕上げ】
誤字・脱字はないか?(声に出して読むとミスが見つかりやすい)
文章が冗長になっていないか?(長すぎる表現は簡潔に)
一文が長くなりすぎていないか?(1文は40〜50字程度が読みやすい)
読みやすいフォーマットになっているか?(適度に改行・箇条書きを活用)
【セルフチェックが難しい場合】
家族・友人に読んでもらう(他者の視点で違和感がないかチェック)
音読してみる(不自然な部分がないか確認)
実践あるのみ!まずは書いてみよう
文章作成は、考えすぎると手が止まりがちです。
まずはテンプレートを活用して 書いてみることが大切 です。
自己PRのテンプレート(おさらい)
「私の強みは (あなたの強み) です。
前職では (具体的なエピソード) を経験し、(成果) を達成しました。
この経験を活かし、貴社では (どのように貢献できるか) を実現したいと考えています。」
志望動機のテンプレート(おさらい)
「私が貴社を志望する理由は (企業の特徴や理念) に強く共感したためです。
私は (過去の経験やスキル) を活かし、貴社の (どの分野で貢献したいか) に携わりたいと考えています。」
このテンプレートをもとに、あなたの経験に合わせてカスタマイズ してみましょう!
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