荒木塗装の職場雰囲気

株式会社荒木塗装と、独自ブランド「雨漏りクリニック」の看板です。

打ち合わせの時間は、単なる業務連絡ではなく、より良い現場づくりやサービス改善のための大切な場でもあります。
真剣に議論しながらも、時には笑顔も交えながら進むミーティングには、チームで仕事を進める心地よさがあります。

現場では、塗装材料の状態や配合もしっかり確認しながら作業を進めます。
写真は塗料の準備中のひとコマです。
施工管理インタビュー

名前:荒木 將甫
所属:施工管理
入社年:2021年(4年目)
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施工管理とはどのような仕事か教えてください。
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私の仕事は、現場の「管理」が中心です。具体的には、工事の品質を守る「品質管理」、予算内で工事を進めるための「原価管理」、計画通りに工事が進むように調整する「工程管理」、そして最も重要な「安全管理」など、多岐にわたる管理業務を担当しています。
また、お客様と現場の職人さんたちの間に立つ重要な役割も担っています。お客様との打ち合わせでご要望を伺い、それを正確に職人さんたちに伝えて形にしていく、いわば橋渡しのような存在です。現場で職人さんに指示を出すことももちろんありますし、スムーズに作業が進むよう全体を見渡しながら調整を行っています。
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入社して4年、これまでのキャリアの中で一番印象に残っている現場はどこですか?
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一番印象に残っているのは、やはり自分が担当して初めて獲得した仕事ですね。私は元々人とのつながりを大切にしてきたのですが、そのご縁で仕事をいただいたのがきっかけでした。
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現場を「まとめる」立場として意識していることは何ですか?
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現場では、年上の方も年下の方も、そして協力会社の方々も一緒に働いています。立場や年齢、経験も異なるため、指示の出し方やコミュニケーションの取り方には特に気を配っています。「人によって態度を変えるな」とよく言われますが、私はむしろ、相手の性格や状況に合わせて伝え方を変えることが大切だと考えています。
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荒木塗装の現場の特徴や他社との違いはありますか?
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当社の大きな特徴は、自社の職人が6名ほど在籍していることです。そのため、下請け業者さんに全てを丸投げするような現場はほとんどありません。基本的には当社の職人が現場に入り、中心となって作業を進めます。
自社の職人がいることで、品質管理やコミュニケーションが格段にしやすくなりますし、お客様への責任体制も明確になります。これは、現場を管理する立場としても非常に心強く、他社との違いであり、当社の強みだと感じています。
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最初はどんなところで苦労しましたか?どう乗り越えましたか?
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入社当初は、塗装の知識や経験が浅いまま施工管理の業務に就いたので、そこが一番苦労しました。「何も知らないくせに指示をするな」といった職人さんからの厳しい声が聞こえてくることもあり、正直大変でしたね。
その時は、逃げずに真正面から向き合いました。分からないことは素直に聞き、自分の考えは本音で伝え、時にはぶつかり合いながらも、お互いを理解しようと努めました。もちろん、周りの先輩や同僚にもたくさん助けてもらいながら、少しずつ乗り越えてきたという感じです。
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施工管理という仕事に必要なスキルや適性とは何だと思いますか?
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まず、現場全体を「俯瞰して見る力」が非常に重要です。一つの現場だけでなく、複数の現場の進捗状況や次の仕事の段取りなど、全体を見通して計画を立て、調整していく能力が求められます。
そしてもう一つは、「人と接する力」、つまりコミュニケーション能力です。お客様はもちろん、職人さんたちとも密に連携を取る必要があります。自分一人で完結する仕事ではなく、多くの人と関わりながら進めていく仕事なので、相手の意図を正確に汲み取り、自分の考えを的確に伝える力が不可欠だと思います。
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入社当初と比べて、自分自身が成長したと感じるポイントを教えてください。
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入社当初に比べると、少しは周りに対して配慮ができるようになったかなと思います。これは、会社内の同僚に対してもそうですし、現場で関わる様々な人に対しても言えることです。経験を積む中で、少しずつ心に余裕が生まれ、視野が広がった結果だと感じています。
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安全管理」や「工程管理」で特に気をつけていることは何ですか?
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「工程管理」については、お客様にご迷惑をおかけしないことが大前提です。まず、お客様としっかり打ち合わせを行い、ご要望を伺った上で無理のない期間を設定します。そして、設定した納期よりも少し早めに完了できるように計画を立て、日々の進捗を管理しています。複数の現場を同時に担当することも多いので、それぞれの現場の優先順位を常に見極め、お客様のご要望に応じて柔軟に対応することも大切です。
「安全管理」も同様に、お客様にご迷惑をおかけしない、そして何よりも現場で働く人たちの安全を守るために最も重要視しています。事故が起きてしまっては元も子もありません。作業前には必ず「危険予知(KY活動)」を行い、潜んでいるリスクを洗い出し、対策を講じることで、事故を未然に防ぐよう徹底しています。
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地域のお客様と直接関わることもあると思いますが、印象に残っているエピソードは?
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これは私だけでなく、当社の職人さんたちの素晴らしいところでもあるのですが、お客様から「荒木塗装さんに任せてよかった」「現場の職人さんの対応がとても良かった」といったお褒めの言葉をいただく機会が多いことです。直接お客様の声を聞けるのは非常に励みになりますし、チーム全体で良い仕事ができている証だと感じ、とても嬉しく思います。
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これから挑戦してみたい現場や、技術的に学びたいことはありますか?
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現在、会社として「雨漏りクリニック」という新しい事業に力を入れています。これは、単に塗装をするだけでなく、雨漏りの原因を専門的に調査し、根本的な解決を目指すというものです。私は今、この「雨漏りクリニック」の担当として関わらせてもらっており、この分野をしっかりと伸ばしていくことが今の目標です。雨漏りの調査という専門的な技術をさらに高め、お客様の困りごとを解決できるようになりたいと思っています。
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建設業・施工管理に興味のある人へ、自分の経験から伝えたいことは?
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この仕事の大きな魅力は、自分たちが手掛けた仕事が「目に見える形」として残ることです。工事が完了し、綺麗になった建物を見ると、大きな達成感とやりがいを感じます。自分が携わった現場の近くを通るたびに、「ああ、あそこは自分がやったんだな」と誇らしい気持ちになります。
大変なこともありますが、それ以上に大きな喜びと達成感を得られる仕事です。もし興味があれば、ぜひチャレンジしてほしいと思います。